
くるみさん在宅介護が辛いです・・・。
私ってひどい人ですか?



そんなことないですよ!
在宅介護って辛いですよね。
皆が限界を感じる瞬間と、対応方法をみていきましょう!
在宅介護で「頑張りすぎて、辛い」と感じていませんか?無理すると心や体を壊したり、家族関係に悪影響を及ぼしかねません。
この記事では5年以上、在宅介護してきた私の経験をもとに、家族の負担を減らす方法をお伝えしていきます。この記事を読むと、「介護を続けながら自分を守る」ための考え方と行動のヒントが得られます。
在宅介護は、1人で抱えるものではありません。支援を受けながら、あなたの生活も大切にしていきましょう。
在宅介護で家族が限界を感じる瞬間とは?


在宅介護を続けていると、いつの間にか心も体も疲れ切ってしまいます。
ここでは、家族が限界を感じやすい場面を紹介します。
- 「外出すらできない」生活に心がすり減るとき
- 命を守るプレッシャーが限界に達したとき
- 介護の負担に身体が悲鳴をあげたとき
それぞれ見ていきましょう。
「外出すらできない」生活に心がすり減るとき
在宅介護中に自由な時間を持てないと、心身に負担がかかります。
いつ呼ばれるかわからない緊張状態が続き、外出や睡眠すらままならないからです。
私も気軽に近場のショッピングモールにすら行けず、「どうして私の家族だけ」と泣くほど追い詰められていました。
自分の心を休める時間を確保するためにも、「誰かに頼ってもいい」という意識を持つことが大切です。
命を守るプレッシャーが限界に達したとき
在宅介護では、命を預かる責任の重さと、いつまで続くかわからない不安が常にのしかかります。介護を必要とする家族を大切に思うほど、その不安は強くなっていくでしょう。
私も、呼吸器の吸引作業する際に、やり方は正しいか、怪我させていないかと毎回不安でした。介護への不安を抱える状況が続くと、ある日突然心が折れてしまうかもしれません。
その前に、一度自分の時間を持ち、心を休めることが必要です。
介護の負担に身体が悲鳴をあげたとき
オムツ交換や入浴介助、長時間無理な姿勢での介護など、身体的負担を感じている方も多いはずです。無理すると、自分の体を壊してしまう危険性があります。
私の家族はまったく動けない状態だったため、家族全員で介助していました。重い体を支えるために必死で、自分の不調を後回しにしてしまっていたのです。
介護の負担が重く感じる際は、一度専門家に相談し、さまざまな支援を検討してみましょう。
限界を感じた家族ができる3つの在宅介護対処法


「限界を感じる場面はわかったけれど、どうすればいいの?」と思った方のために、ここからは具体的な対処法を3つお伝えします。
①地域包括支援センターやケアマネジャーに相談する
②一時的に介護から離れて自分のために時間を使う
③在宅介護にこだわらず、老人ホームへの入居も検討する
孤独な状態で介護に向き合いすぎると、共倒れする可能性があります。つらいときは誰かに助けをもとめるのが肝心です。
①地域包括支援センターやケアマネジャーに相談する
在宅介護で困ったときは、まず「地域包括支援センター」や「ケアマネジャー」に相談することをおすすめします。専門的な知識を持つ人に相談すると、安心感が得られ、問題解決の糸口が見えてくるからです。
私の家族も、在宅介護していたときに、何度も相談を重ね、辛い時期もケアマネジャーの優しい言葉に助けられました。
ひとりで抱え込まず、まずは地域の専門家に相談してみてください。
探すときは、インターネットで「〇〇市 地域包括支援センター」と検索してみてください。お住まいの地域を担当するセンターがすぐに見つかります。
▼介護保険サービスや施設費用の軽減に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
介護保険で受けられるサービスについて
介護施設費用負担を軽減する方法


②一時的に介護から離れて自分のために時間を使う
少しでも、介護から離れて自分の時間を持つことは大切です。自分の時間がないと、心の余裕がなくなり、家族との関係もギスギスしてしまいます。
私の場合も、ケアマネジャーに相談し、介護サービスを利用することで、自分の時間を確保できました。その結果、家族との関係が悪化せず、今でも仲の良い家族でいられています。
ショートステイなどのサービスを活用して、自分を大切にする時間を作りましょう。
③在宅介護にこだわらず、老人ホームへの入居も検討する
在宅介護だけにこだわらず、老人ホームという選択肢も視野に入れることが重要です。実際に利用しなくても、情報を持っておくだけで、心の安心につながります。
私は2度の介護経験を通じて老人ホームも利用しましたが、専門家に任せることで安心感がありました。ホームに入所した家族が、作った作品を笑顔で見せてくれた時のことを、今でも鮮明に覚えています。
笑顔で家族と接するためにも、施設入所という選択肢を前向きに検討してみてください。
まとめ 在宅介護は「ひとりで抱えない」ことが何より大切
この記事では、在宅介護している家族が限界を感じる理由と、その対処法についてお伝えしました。
ここまで読んでくださったあなたは、本当に頑張っていると思います。
介護は想像以上に大変なものです。だからこそ、ひとりで抱え込まず、誰かに頼ることから始めましょう。
まずは、「地域包括支援センター」に相談することから一歩を踏み出してみてください。小さな一歩が、あなたとご家族の未来を大きく変える力になります。

