老人ホーム面会のストレス軽減!ルールと行きたくないときの対処法

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老人ホームの面会 ストレス軽減法
くるみさん
老人ホームの面会には、どのようなことに気をつけたらいいんですか?
シン
面会へ行くときの守るべきポイントは3つあります。
また、ほとんどの施設は面会前に予約が必要です。事前に施設に確認をしましょう。

老人ホームの面会のマナーがわからず、面会に行くことを悩んでいませんか。面会に行く頻度が少ないと、寂しい気持ちにさせるのではないかと面会に行くことがストレスになっている方もいるでしょう。

この記事は、面会の基本ルールと面会に行きたくないと感じたときの対処法まで、詳しく解説します。面会のルールや心構えがわかると、本人と家族が安心して面会できます。老人ホームの面会前に、ぜひ参考にしてください。

目次

老人ホームに面会へ行くときに守るべきポイント

老人ホームに面会へ行く前に、基本ルールをおさえておくと安心です。老人ホームは複数人が生活する場なので、ルールを知らないと他の入居者に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

今回は、面会へ行くときに守るべきポイントを3つ紹介します。

  • 面会可能な時間帯や曜日を確認する
  • 食べ物の手土産は持っていく前に確認する
  • 面会前に体調を整える

順に解説します。

面会可能な時間帯や曜日を確認する

面会可能な時間帯や曜日を、事前に施設に確認しましょう。面会に行ける時間や曜日が決まっている施設が多いからです。

多くの施設は、9時から19時の日中に面会可能時間を設けています。面会に行く時間に迷ったら、15時から17時の間に行くのがおすすめです。おやつから夕食までの時間帯で、ゆっくりとコミュニケーションをとれます。

入居者の食事・リハビリ・レクリエーションなどの忙しい時間を避けるためにも、事前に面会の時間を確認することは必須です。

ほとんどの施設は面会前に予約が必要です。時間帯や曜日を確認するときに、予約についても確認しましょう。

食べ物の手土産は持っていく前に確認する

食べ物の持ち込みは、事前に確認が必要です。入居者の持病や体調によって、塩分や糖分などを制限していることがあるからです。

同じフロアの入居者の中には、持病などで食べ物の持ち込み制限がある方もいます。他の入居者に手土産をおすそ分けをしてしまい、トラブルが起こる可能性もあります。

食べ物を手土産として持っていくときは、入居者本人かスタッフのどちらに渡せばいいのかも確認しておくと安心です。

食べ物以外のおすすめの手土産は、衣類・日用品・本・手芸用品などです。入居者の好みに合ったものを選ぶことが一番大切です。悩んだら直接本人に聞いたり、施設のスタッフに聞いたりしてみましょう。

面会前に体調を整える

体調が良くないときは、面会は控えましょう。高齢者は感染しやすく、一度感染すると重症化しやすいからです。施設内にウイルスや細菌を持ち込まないために、面会前は体調管理にも気をつけましょう。

体調に関する面会前の一般的なルールは以下の通りです。

  • 本人もしくは同居する家族に、発熱や咳などの症状がないか確認
  • 濃厚接触者や感染が疑われる状況ではないか確認
  • マスクの着用
  • アルコール消毒

ワクチン接種の証明書が必要な場合や、面会者の制限がある施設もあります。

家族全員などの大人数で行く場合は、全員の体調がいい日に面会に行きましょう。

感染症などの状況により、面会のルールが変わることがあるので都度確認しましょう。

「老人ホームの面会に行きたくない」ときの対処法

面会へなかなか行けないときや罪悪感を感じるとき、どう対応すれば良いのか3つのポイントで解説します。

  • 面会へ頻繁に行けなくても気に病まなくていい
  • 施設に入居させていることに罪悪感を持たなくてもいい
  • 施設への要望・不満はスタッフに伝えてもいい

それぞれ解説します。

面会へ頻繁に行けなくても気に病まなくていい

頻繁に面会に行けないことを、責める必要はありません。各家庭の状況に合わせた頻度で、無理なく面会に行くことが大切だからです。

施設に入居になった経緯・家庭の事情など、人それぞれ状況は異なります。面会の頻度も、毎日顔を見せる人もいれば、半年以上来られない人もいます。面会頻度は、人と比べる必要はありません。

無理して頻繁に行こうとすると、次第に面会に行くのがしんどくなってしまうこともあります。無理のない範囲で定期的に顔を出す方が、お互いにとっていいでしょう。

施設に入居させていることに罪悪感を持たなくてもいい

施設に入居させていることは、悪いことではありません。在宅で対応できていたことも、寝たきりになるなどの症状の変化で、施設介護に変わることはよくあります。

介護を家庭内でやろうと頑張りすぎてしまうと、子どもと親・義親の双方にとって負担が大きくなります。子どもが親・義親を憎むようになってしまったり、親・義親が負い目を感じたりすることもあるでしょう。関係性が悪くなる前に、施設に預けたり、介護のプロに助けてもらうことは悪いことではありません。

人それぞれ介護や家庭の状況が異なるので、介護も他の方と違っていて当たり前です。施設に入居させていることに、うしろめたさを感じる必要はありません。

施設への要望・不満はスタッフに伝えてもいい

施設への要望や不満などがある場合は、スタッフに伝えましょう。安心して介護を受けるためにも、要望や意見を伝えることは重要だからです。

内容によっては、スタッフ以外に相談した方が早く解決する可能性があります。スタッフの接し方であれば、ホーム長やケアマネジャー、施設全体であれば運営会社の担当窓口などです。

気になることを遠慮せず伝えることで、入居者・家族がともに納得できる、より良い環境作りにつながります。施設に要望や不満を伝えることで、入居者が逆に不利益になることはありません。安心して伝えてください。

まとめ

面会の基本ルールと面会への不安や罪悪感の対処法について解説しました。老人ホームの面会に気配りは必要ですが、あまり気負う必要はありません。

面会のときに、わからないことがあれば気軽にスタッフに聞いてみてください。入居者の最近の様子も教えてもらえるので、久しぶりに入居者に会うときでも心配することはありません。

心配しすぎずに、心からの気持ちを大切にして、面会で楽しいひとときを過ごしていただければ幸いです。

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