介護施設の利用にかかる平均費用は?おすすめ介護施設3種類もご紹介

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くるみさん

介護施設の利用が必要になった場合、どのくらいの費用を想定しておいたら良いのでしょうか?

シン

月額約7,000円~30万円程度といったところでしょうか。
しかしながら施設の種類や受けるサービスで費用は大きく変動します。まずは施設ごとの大まかな費用相場を掴んでみて下さい。

こちらのブログを読まれている方には親の介護や自身の老後など、具体的に介護施設に関し調べ始められた方もいらっしゃるかと思います。

しかしながら「実際どのくらいの費用がかかるの?」「今の年金や預貯金で利用できるの?」と費用面に関し漠然と不安になられる方も多いのではないでしょうか。

一概に「費用」と言っても、利用者の身体状況や施設の種類によっても異なります。

今回は大まかな施設費用の相場を、おすすめの施設も合わせてご紹介致します。

ざっくりと必要資金など利用時のイメージをつかんで頂き、皆さんの不安が少しでも解消されると嬉しいです。

目次

介護施設の利用にかかる平均費用

介護施設の利用にかかる平均費用

介護施設を利用する際、自宅からの「通所」で利用するデイケア、デイサービスの利用と自宅を出て介護施設に「入居」するケースによってだいぶ費用が異なります。

通所型の介護施設を利用する場合、介護の程度や利用時間、食事の有無によっても異なりますが一般的に入居利用より安く、月平均6,867円 1日平均にすると約600円~1,500円程度で利用することができるようです。

(出典:厚生労働省 通所リハビリテーション

一方、自宅を出て介護施設に「入居」する場合、どのような施設を選ぶかで大きく変わるため、月平均8万円~30万円と非常に幅があります。

この「入居型」施設の利用費に影響するものとしては、大まかに以下の3つです。

  • 入居前の入居一時金の有無
  • 月ごとに支払う月額利用料の内訳
  • 「民間施設」なのか「公的施設」なのか

以降、この3つについて解説していきます。

まとまった金額が必要になる入居一時金

入居一時金とは、民間の有料老人ホームやグループホームに入居する場合にかかる初期費用です。全国平均でおおよそ0円~100万円となっており、地域や施設の設備等によって金額差があります。想定住居期間をもとに算定される「家賃の前払い」に近いイメージですが、高級老人ホームなどでは数千万円が必要になる施設もあるので事前の確認が必要です。

毎月支払いが必要になる月額利用料

月額利用料は、以下の項目の合算にて請求されます。

  • 施設の介護サービス費用(介護の程度によって上乗せあり)
  • 住居費(使用料や水道光熱費)
  • 食費
  • 管理費
  • サービス加算
  • 日常生活費(衣服やおむつなどの日用品)
  • 医療費

 入居施設によってサービス内容や利用料の内訳も異なりますので、事前の確認が必要です。

安めな公的施設と高めな民間施設

介護施設には民間が運営している施設のほかに、公的機関が運営している施設もあります。

主な違いとしては以下になります。

公的施設民間施設
費用負担を抑えることができる 
(医療費控除を利用できる)


身体状況などの入居条件などもあり
待機者も多い
設備やサービスが充実している傾向

公的施設より費用が高め

「入所型」施設の場合、種類によってサービス内容や費用も異なるため、施設の特徴を把握した上で適した施設を選べるといいですね。

おすすめ介護施設3種類の平均費用

施設によってサービスの内容や費用も異なります。

ここではおすすめの3施設について解説致します。

重度の方向けの特別養護老人ホームの平均費用

特別養護老人ホームは要介護3以上の方が、生活全般の介護を受けられる施設となっています。月額10万円~15万円で入居できます。公的施設で介護保険が適用されるため、自己負担が1~3割と費用面の負担が少ない点もメリットです。

また、夜勤の介護士が常駐し夜間も安心であったり、入居期間の制限がなく終身にわたって利用できる点もおすすめポイントになります。

認知症に特化したグループホームの平均費用

グループホームは、認知症の高齢者が共同で自立した生活を送るための支援施設です。

月額20万円前後で入居することができます。5~9人の入居者がグループを作り介護を受けながら生活されていることが多いです。

認知症ケアに精通したスタッフと共に、買い物や食事の準備など様々な活動を行うことで認知症の進行を遅らせたり、自立した生活を送ることを目指します。

認知症の症状に応じた施設内の安全対策や設備が整っている点も有難いですね。

自立した人向けのサービス付き高齢者住宅の平均費用

高齢者が自立した生活を送るための住宅で、月額15万円前後で入居できます。

入居者の希望や状態に応じて

  • 家事代行
  • 医療サポート
  • 食事の提供
  • レクリエーション

などのサービスを受けることができます。自分のペースで生活をしながら、適宜必要なサービスを追加で利用できる点も利用者にとって嬉しいですね。

以上3つのおすすめ介護施設をご紹介しましたが、自分に合った施設やサポート、予算感など具体的にイメージできたでしょうか?

以下のポイントを整理し施設ごとの詳細情報を集めてみて下さい。実際に比較検討することで、よりご自身に合った介護施設を選んで頂けるかと思います。

  • 月々どのくらいの予算感なら継続的に利用できそうか
  • 一時入居金を準備できるか
  • 介護の程度がどのくらいで、どのようなサポートが必要か
  • 「通所型」か「入所型」どちらの施設・サービスが合っていそうか
  • 必要な申請手続きや入居の順番待ちなど、利用開始までどのくらいの時間がかかりそうか

※介護施設の種類や高級有料老人ホームに関しては、過去の記事でも詳しく解説しておりますので合わせて読んで頂ければ幸いです。

まとめ

施設の種類やサービス内容によって平均費用は大きくひらきがありますが、デイサービスでは月額6,000円~8,000円前後、入所型施設への入居では月額8万円~30万円前後が必要となります。

今回の内容でおおよその相場感を掴んで頂けたでしょうか。

老後どのような生活をしたいのかどのようなサービスを受けたいのかを軸に費用面からの施設選定の一助にして頂ければ幸いです。

今のうちから毎月どのような費用がどのくらい必要なのかしっかりと把握し、経済的に不安のない穏やかな老後生活を目指しましょう。

この内容が介護施設に関し情報収集されているみなさんの一助になれば幸いです。

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