老人ホーム見学で見るべきポイント5選!見学すべき理由や流れも徹底解説

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くるみさん

老人ホーム見学で見るべきポイントは何ですか?

シン

パンフレットではわからないところを見るのがポイントです。事前に見たいポイントを決めておくと、欲しい情報を得られますよ。

老人ホーム選びで失敗しないために、見学は重要です。しかし、見学でどこを見たらいいのかわからない方もいるでしょう。見るべきポイントを見落とすと、入居後に思っていた施設と違ったと後悔することもあります。

この記事では、老人ホーム見学について3点にわけて解説しています。

  • 老人ホームを見学すべき理由
  • 老人ホームを見学するまでの流れ
  • 老人ホーム見学で見るべきポイント5選

見学を通して自分たちに合った老人ホームが見つけられるよう、ぜひ参考にしてください。

目次

老人ホームを見学すべき理由

老人ホームを選ぶときは、見学が必須です。実際に見に行かないと納得して老人ホームを決められないからです。

老人ホームは長期間利用することが多く、場合によっては終の棲家となります。老人ホーム選びに失敗すると、人生の最後の時間を穏やかに過ごせません。簡単に他の老人ホームへ移れないので、慎重に選ぶ必要があります。パンフレットやホームページの情報だけで決めてしまうのはおすすめできません。

老人ホームは入居者にとって心地よく暮らしていくための家となる場所です。退去するときまで後悔なく過ごせるよう、必ず見学に行ってください。

老人ホーム選びで失敗しないために、3か所ほど見学しましょう。比較検討ができ、失敗するリスクが少なくなります。見学するときは入居者の家にお邪魔しているということを忘れず、マナーを守ることが大切です。

老人ホームを見学するまでの流れ

老人ホームを見学するまでの流れは以下の通りです。

  • 老人ホームに見学の予約をする
  • パンフレットやホームページから情報を集める
  • 見学で知りたいことをまとめる
  • 見学に行くときの持ち物を用意する

それぞれ解説します。

老人ホームに見学の予約をする

老人ホームを見学するときは、必ず電話で予約します。担当者の不在や忙しくて対応できないという事態を防ぐためです。予約するときは以下のことを伝えましょう。

  • 日時(候補日は3日ほど伝える)
  • 人数(できれば2~3人で行くと見落としが防げる)
  • 交通手段(車で行く場合は駐車場の確認もする)
  • 試食を希望するか(老人ホームによってやっていないところもある)
  • 特に見学したいところ(食事風景、レクリエーション、浴室など)

具体的に伝えておくことで、老人ホーム側も対応しやすくなります。

小さな子供と一緒に見学することは避けましょう。走り回って入居者の迷惑になったり、風邪や感染症を持ち込む危険性があったりするためです。

パンフレットやホームページから情報を集める

予約が取れたら、パンフレットやホームページから情報を集めます。限られた時間しかないのにパンフレットやホームページからわかる情報を聞くのはもったいないからです。事前に情報を集めておくことで、見たいことや知りたいことを具体的に考えられます。

インターネットで「老人ホーム 口コミ」と調べるとたくさんの口コミサイトが出てきます。口コミを見てみると思わぬ情報が得られることもあるので、見学までに調べてみるといいでしょう。

見学で知りたいことをまとめる

集めた情報を基に、あらかじめ見学で知りたいことをまとめます。見学で知りたいことを聞き忘れないためです。

簡単に持ち運べるチェックリストを作っておくのがおすすめです。作るときは以下の2つを意識してください。

  • スタッフに聞かないとわからないこと
  • 環境や雰囲気など目で見てわかること

チェックリストは紙に書いたりスマートフォンのメモ機能を使ったりと、自分が作りやすい方法で作成しましょう。

チェックリストはできるだけ1人で作らず、数人で作ってください。漏れの少ないチェックリストが作れます。

見学に行くときの持ち物を用意する

見学当日までに持ち物を用意しましょう。事前に万全の準備をしておくことで当日に困ることを防げます。以下が持ち物リストです。

  • 作成したチェックリスト
  • 歩きやすい靴(施設周辺の環境を確認するため)
  • 筆記用具
  • カメラやスマートフォン(写真撮影は施設に確認してから)
  • メジャー(家具を持ち込む場合はスペースを測っておく必要があるため)

当日慌てて用意すると忘れてしまうこともあります。余裕を持って用意しておきましょう。

老人ホーム見学で見るべきポイント5選

老人ホーム見学で見るべきポイントを以下の5つにまとめました。

  • 居室や共用部などの施設環境
  • スタッフや入居者の様子
  • サービス内容について
  • 周辺環境や通いやすさ
  • 契約内容の詳細

見るべき理由や具体例を挙げているので、参考にしてください。

居室や共用部などの施設環境

居室や共用部などの施設環境は実際に見てみないとわかりません。パンフレットやホームページには良い写真しか載せていないこともあるからです。使い勝手や安全性は安心して暮らしていくためにも、実際に見て確かめましょう。臭いの有無も清潔さの判断材料になります。

以下に見るべき場所を挙げているので、可能な限り見学させてもらいましょう。

  • 居室(備え付けの家具や洗面台はあるか、ナースコールの位置、広さや日当たり)
  • 共用部(リビングや食堂などの使い心地や雰囲気、導線に余計なものが置かれていないか)
  • トイレ(車いすでも使いやすいか、清掃は行き届いているか)
  • 浴室(機械浴の有無)

施設環境が合っていないとストレスが溜まります。実際に生活している場面を想像しながらチェックしていきましょう。

スタッフや入居者の様子

スタッフや入居者の様子は、入居後どのような生活が送れるか判断する重要なポイントとなります。表情や雰囲気にどのような生活ができているか表れるからです。以下に見るべきポイントをまとめました。

  • スタッフの対応(言葉遣いは良いか、明るく丁寧に対応しているか)
  • スタッフや入居者の表情(笑顔が多いか、入居者は穏やかな表情をしているか)
  • 身だしなみ(スタッフは清潔感があるか、入居者の身なりは整っているか)
  • 施設長の人柄(施設長の考える施設の理念や方針は自分たちに合っているか、施設長と自分たちの相性)

スタッフや入居者から作り出される雰囲気はごまかせません。目で見たり肌で感じたりしながら自分たちに合うか確かめましょう。

サービス内容について

介護や医療のサービスは必ず確認しましょう。老人ホームによって医師との連携方法や看取り対応などに違いがあるからです。希望する介護や医療のサービスが受けられるよう、以下のチェックリストを参考に確認してください。

  • ケア体制(ユニットケア・フロア分けケア・混在型ケアのどれか)
  • 人員配置(人員配置基準をクリアしているか、手厚い人員配置がされているか)
  • 認知症ケア(認知症の方も安心して過ごせるよう配慮されているか、拘束や虐待対策がされているか)
  • 健康管理や医師との連携(健康管理の頻度、医師や看護師は常駐しているか、訪問診療の有無、緊急時の対応、服薬サポートの方法)
  • 食事内容(味や見た目、形態食や治療食について)
  • 看取りは可能か(看取り対応していない施設は退去を求められることもある)
  • リハビリ(内容、リハビリ専門のスタッフはいるか、どのような設備があるか、施設のリハビリに対する考え)
  • レクリエーション(入居者が楽しそうに参加しているか、参加しなくてもいいか、頻度や内容)

サービスに求めるレベルはひとりひとり違います。家族で話し合って、自分たちに必要なサービスを明確にしてからチェックしましょう。

周辺環境や通いやすさ

周辺環境や通いやすさも老人ホームで暮らす上で大切です。家族も通いやすい施設だと頻繁に面会に行けるので、入居しても孤独感を和らげられるからです。見学に行くときは、以下のポイントを基に近隣の環境もチェックしましょう。

  • 家族が通いやすいか(駐車場があるか、駅から近いか)
  • 買い物できる場所が近くにあるか(ある程度自立している方は自分で買い物に行くこともあるため)
  • 施設周辺の様子(散歩コースは安全か、治安が良いか)

頻繁に面会できるとスタッフと関係を築きやすかったり、入居者の様子をこまめに知れたりとメリットが多いです。また、周辺環境が良いと入居者も外出しやすくなります。施設内だけでなく、施設近隣も含めた環境をチェックしてみましょう。

契約内容の詳細

契約内容はパンフレットやホームページを読むだけではなかなか頭に入ってきません。ややこしい内容が多いので、以下のポイントを参考に直接スタッフに確認しましょう。

  • 入居条件(介護度、認知症の有無、持病があっても入居できるか)
  • 退去条件(長期入院したときの居室の扱い、介護度が重度になっても住めるか、問題行動があったときの対応)
  • 利用料金(月額費用、食事代、おむつ代、医療費、レクリエーションの参加費、その他追加でかかる費用があるか)
  • 入居一時金について(早々に退去になった場合の償却に関するルール)
  • 保証人の役割(保証人になるための条件、責任範囲、金銭面の連帯保証人と緊急連絡先となる身元引受人の2人を用意せねばならないか)
  • 施設運営している会社の経営状況(民間企業が運営している施設は倒産や老人ホーム事業からの撤退の可能性もあるため)

契約内容は聞きなれない言葉も多く、資料を読むだけでは理解できないこともあります。少しでも疑問に思ったら何度でも質問しましょう。特にお金に関することはもめることが多いので、しっかりと確認する必要があります。

まとめ

老人ホームを見学すべき理由、見学までの流れ、そして見学で見るべきポイントを5つ解説しました。見学は限られた時間で情報を得る必要があるので、事前準備が重要です。納得して入居を決めるためにも、必ず見学に行きましょう。

見学で何度もスタッフに質問してもスタッフに迷惑がかかることはありません。むしろ不安や疑問を残したまま入居し、トラブルになる方が困ります。納得できるまで質問し、入居者が穏やかに暮らせ、家族も安心して任せられる老人ホームを見つけてください。

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